【SDGs最前線】EBPMから見るマイクロプラスチック問題

11月上旬、新宿駅から離れた場所にある雑居ビルの小さな会議室には、40名近い地方議員が集まり、不思議な熱気を放っていました。目黒区議会議員の田添麻友(たぞえ・まゆ)氏が主催した、地方議員向け勉強会『EBPMで行政を動かすハウツー 〜マイクロプラスチック問題に挑む〜』の一幕です。

議員個人が開催する勉強会、しかもテーマがマイクロプラスチックという地球規模の環境問題であるにも関わらず、集まった議員は自治体も政党もバラバラの面々。これはどういうことでしょう?

マイクロプラスチック問題とは

近年、世界中の海に微細なプラスチックの破片が漂っていることが判り、深刻な問題として認識されるようになりました。全体像はまだ未解明ですが、現代社会のあらゆるところで使われているプラスチックが様々な経路を通じて海へと流出している可能性が指摘されています。流出の過程で紫外線などにより5ミリ以下の小片に細分化され、肉眼では見つけにくく、回収も難しい状態です。この細分化されたプラスチック=マイクロプラスチックを魚や貝や海鳥が食べてしまい、食物連鎖の中で最終的には人間の体内にも入り込んでいます。人体への影響はまだ明らかになってはいませんが、海洋生物への蓄積は報告されており、生態系への影響が懸念されます。

このが世界各地で問題となっていますが、このまま対策を講じない場合、2050年には海の魚の量とプラスチックごみの量が同じになるといわれています。「海のプラスチック汚染」は、気候変動と並ぶ人類への脅威として認識されつつあります。

勉強会の様子

 

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