2期目の選挙を断念する仲間を見送るのが辛かった

「WOMAN SHIFTは次の二つを課題として掲げています。一つは『議会において若い女性が非常に少ない』こと。二つ目は『女性議員のロールモデルがいないことや、議員を育成する仕組みが機能していないことにより、彼女達の能力がストレートに発揮できていない』ことです。これらの課題を解決するために、勉強会のほか、議員間のネットワーキングに力を入れています」

本目さんの1期目は、自分の議会ではもちろん、周辺の特別区の議会にも同世代の女性議員はわずかでした。そのうえ、日中の議会活動以外にも夜のお付き合いなど、一般にイメージしている議員の日常はいわゆる男性中心の議員像が基本。そのため出産や結婚、さらに現状、どうしても女性に負担がかかる育児などとの両立にはかなりの負担が強いられます。中には様々なハラスメント行為に苦しめられた女性議員も少なくなかったそうです。

当選同期の他議会の仲間などの中には、議会以外のそうした活動の負担が重くのしかかり「2回目の選挙に立候補することを断念した仲間が何人もいました」と本目さんは悔しさをにじませます。

女性議員同士が共に支え合える超党派の場づくり

取り組みは5年目に入りました。今年4月の統一地方選挙では、議員を志す女性をサポートする「WOMAN SHIFT シスターズ」から2名の女性を議会に送り出すなど、若い人材の発掘にも力を注いでいます。

政治の世界に多様性を実現させることを志し「あくまでも超党派が原則」と言い切るWOMAN SHIFTの活動は着実に裾野を広げています。

先月開催された勉強会では、民間企業3社から子育て環境改善の先進的な取り組みを聞いた上で、議員同士のワークショップを実施しました。プライベートや子育てと政治の両立のための優先順位の整理や、育児経験のある議員から、子育て時期ごとの両立の工夫を聞くなどし、様々な分野の知見とノウハウを積極的に取り入れています。

今後は全国にWOMAN SHIFTのネットワークを広げていきたいと想いを口にする本目さん。政治の世界に、社会の声をより反映させるため、女性議員の活躍はますます望まれます。超党派に軸足を置いた取り組みはより一層重要になり、WOMAN SHIFTの取り組みは今後さらに全国に波及していくかもしれません。

 

WOMAN SHIFT(ウーマンシフト)

https://womanshift.wixsite.com/womanshift

 

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