「青葉区」「たまプラーザ」「市ヶ尾&藤が丘」「aobadai(青葉台)」「奈良&鴨志田」の5エリアですね。これらは藤崎さんの仕組みをそのまま使われているのですね。

 

4地域はそうです。青葉台だけはテイクアウトあざみ野をオープンする前からあり、マップ上にお店が示されるシンプルで一覧性の高いものでした。あざみ野はこれを発展させ、従来のマップに加えて店の一覧が並んでいるきわめてスタンダードな構成に変えました。幅広い年代の人が使えるように、一般的なホームページスタイルにして、より分かりやすく表示することも重要と考えました。

各エリアのテイクアウトマップ

 

シンプルですが、利用者が欲しい情報は全部載っている感じですね。登録店舗は増えているのですか?

 

増えています。地域にお店が何件あるかでボリュームは変わってきます。あざみ野の場合、あと数件増えるかな? という感じだと思います。

 

2日にオープンされてこの間、お店への効果があったという話は聞いていらっしゃいますか

 

「お客さんがお店に来ましたよ」という話は聞いています。何人使ったかまで追いかけることはできないですが、確実に利用されていると聞いています。

 

このプロジェクトを手掛ける際に気を付けたことなどありますか?

 

それぞれのサイトを見てもらうと分かるのですが、これらは商店会の名前でやっています。

商店会って何をしているか分からないと言われることがしばしばあります。こういう苦しい時に何ができるのか店が困っているときに商店会って組織が何かをしてくれるというのが大事かなと思っていましたので。

今回のコロナ対応は、議員さんを見ていると人によって動きが全然違いますね。その中でも、自分の自治体の支援制度をわかりやすくまとめて公開したりSNSで情報発信したりする方が増えてきました。そうした方々に話を聞くと、それでも「議員である自分に何ができるのだろうか」「今の自分の活動は社会に役立っているのだろうか」と自問の日々だとおっしゃいます。藤崎さんは、今回の非常時において、ご自身の活動をどう捉えていますか

 

今回難しいなと思うのは、インフルエンザ特措法は都道府県が中心になって動くものなので、横浜市役所ではやれる範囲が狭いというか、動きが出しづらいというのが正直なところです。

でも基礎自治体には現場がある。国会議員より県議会議員よりも地域の現場で仕事をしてきているのは我々だという自負はあります。

我々議員に求められるのはリーダーシップであるし、危機管理こそリーダーシップの神髄だと思っています。議員はあくまでも横浜市会86人のうちの一人であるので、市長のリーダーシップとは質が異なるのですが、それでも地域でいろんな人にお世話になったり話を聞いたりしている延長の中で、地方議員として何よりも市民の生活と直結した政策作りをすることが今こそ問われていると思っています。

 

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