地方議会から何が出来るか
さて、ピリカの調査から見えてきたことは、マイクロプラスチックという「不都合な真実」です。
私たちが、生活する中でプラスチックごみを削減したとしても、生活者に選択肢がなく手が及ばないところからのプラスチックごみの流出は避けられないことが調査で明らかになりました。
ピリカでは、こうした調査データを元に、自治体や産業界に課題解決の協力を依頼すべくアプローチをしたそうですが、まだ、問題解決に十分な協力は得られていないと報告されました。
環境問題は、解決しようとしたときに、どこかの誰かが不利益を被ることがあり、いわゆる「総論賛成、各論反対」で身動きが取れなくなることがよくあります。
勉強会では、こうした問題にどう取り組むべきかという疑問に対し、まずは、こうした事実を多くの人に知ってもらうことが必要だという意見が出されておりました。
今回勉強会に参加した多くの議員が、この事実をどう受け止め、自分の地域でどういった活動を行なっていくのか、これからの活動が期待されます。